2008年5月11日の日本経済新聞の13ページ「SUNDAY NIKKEI」マネー生活に掲載されていました。
「作ろうわが家のバランスシート」ということで、私はこれはよい特集だと思いました。資産を把握することは、なかなか行わないからです。
※住宅がメインテーマになります。
最初に登場したのが、DINKSでした(もちろんモデルケースでしょう)。
(2008.5.12追記 この部分に今回の記事とは関係のない箇所がありました。内容に関係ないので削除させていただきました。勝手ながら申し訳ありません。)
登場したDINKSですが、夫41歳で年収約1100万円、妻38歳で年収103万以下のパート勤務という設定です(夫の収入だけで十分と思いますが)。
親と住む二世帯住宅を建てようと思って、FPに相談に来たという話です。
資産と負債を一覧表にしたところ、約100万円の債務超過になっているとのことでした。
1998年に購入した自宅マンションの時価が2000万円に値下がりしていたのです。住宅ローンの残高はまだ2400万円残っています。貯蓄は300万円しかありません。住宅ローンと住宅の時価との差額であるマイナス400万円と貯蓄を相殺して、マイナス100万円となったわけです。
記事には、「子供がいないこともあり、夫婦で年にニ回は海外旅行に出かけ、頻繁に外食もする」とありました。
そして、「特にぜいたくをしているつもりはなかった」、「生活に余裕があるだけに、まさか債務超過とは」と愕然としたと書かれています。
典型的なDINKSかもしれません。
もちろん世の中には多種多様なDINKSがいらっしゃいます。しかし、DINKS総体としてみるならば、意外にこのようなモデルケースのDINKSは多いのではないかと思います。
知らず知らずのうちになくなっていたということにならないよう、DINKSではありませんが、私も注意したいと肝に銘じました。
出費もそうですが、もっと注意しなければならないのは、住宅です。
今回のケースでどの程度価値が目減りしたかは分かりませんが、新築でマンションを購入した場合は要注意です。土地は減価償却しませんが、マンションのみの場合は、価値が大きく下落することがあります。
それでも住宅ローンだけはしっかり残るという構図です。
実際にバランスシートを作ってみると、資産額が大きくても、負債も大きく、結局、純資産が少なくなっている(下手すると債務超過になっている)ということも十分あり得ます。特に住宅が最大の資産という場合には要注意でしょう。時価ベースでどんどん目減りすることもあり得ます。
時価で評価すべきということは、記事にも掲載されていました。
しかし、私自身は、そもそも住宅を資産として考えるべきではないと思います。
なぜならキャッシュを生み出さないからです。今回の記事の例でいえば、1998年に自宅マンションを購入後から今までの10年間は、そのマンションは何も生み出していないのです。
それに、今回たまたま二世帯住宅を建てることになったので売却しようとしましたが(ただし売っても今度は二世帯住宅が残ります)、ふうつは購入したら売らないはずです。
資産運用目的ではなく、あくまで生活必需品として購入するからです。
そうなりますと、バランスシートからは除くべきということになります。もちろん住宅ローンという負債はそのまま残ります。
つまり、自己居住目的で住宅を購入しますと、負債のみ増えてしまうということになってしまうのです。
なお、「金持ち父さん貧乏父さん」には、住宅は資産ではなく負債であることが説得力ある文章で書かれています。
「負債だけ増えるのはおかしいのでは?」
ごもっともです。それではバランスしませんから。
私は、住宅(資産)ではなく、住宅購入費(費用)だと思っています。
費用科目ですから、純資産を押し下げる要因になります。
仕訳するならば、
× 住宅(資産)30,000,000 借入金(負債)30,000,000
〇 住宅購入費(費用)30,000,000 借入金(負債)30,000,000
ではないかと思っています。
すなわち、貸借対照表の右側で、負債が増え、純資産が減ることによって、バランスするのです。
ただし、誤解しないでいただきたいのは、私は住宅が不要だとは申していないということです。
生活を送る上で住宅は必要です。問題は買うか借りるかですが、この話は別の機会に書かせていただきます。
ちなみに、この特集記事は読み価値は十分ありますので、もし日本経済新聞をとっていらっしゃったら、一読されてはいかがでしょうか。
※住宅がメインテーマになります。
最初に登場したのが、DINKSでした(もちろんモデルケースでしょう)。
(2008.5.12追記 この部分に今回の記事とは関係のない箇所がありました。内容に関係ないので削除させていただきました。勝手ながら申し訳ありません。)
登場したDINKSですが、夫41歳で年収約1100万円、妻38歳で年収103万以下のパート勤務という設定です(夫の収入だけで十分と思いますが)。
親と住む二世帯住宅を建てようと思って、FPに相談に来たという話です。
資産と負債を一覧表にしたところ、約100万円の債務超過になっているとのことでした。
1998年に購入した自宅マンションの時価が2000万円に値下がりしていたのです。住宅ローンの残高はまだ2400万円残っています。貯蓄は300万円しかありません。住宅ローンと住宅の時価との差額であるマイナス400万円と貯蓄を相殺して、マイナス100万円となったわけです。
記事には、「子供がいないこともあり、夫婦で年にニ回は海外旅行に出かけ、頻繁に外食もする」とありました。
そして、「特にぜいたくをしているつもりはなかった」、「生活に余裕があるだけに、まさか債務超過とは」と愕然としたと書かれています。
典型的なDINKSかもしれません。
もちろん世の中には多種多様なDINKSがいらっしゃいます。しかし、DINKS総体としてみるならば、意外にこのようなモデルケースのDINKSは多いのではないかと思います。
知らず知らずのうちになくなっていたということにならないよう、DINKSではありませんが、私も注意したいと肝に銘じました。
出費もそうですが、もっと注意しなければならないのは、住宅です。
今回のケースでどの程度価値が目減りしたかは分かりませんが、新築でマンションを購入した場合は要注意です。土地は減価償却しませんが、マンションのみの場合は、価値が大きく下落することがあります。
それでも住宅ローンだけはしっかり残るという構図です。
実際にバランスシートを作ってみると、資産額が大きくても、負債も大きく、結局、純資産が少なくなっている(下手すると債務超過になっている)ということも十分あり得ます。特に住宅が最大の資産という場合には要注意でしょう。時価ベースでどんどん目減りすることもあり得ます。
時価で評価すべきということは、記事にも掲載されていました。
しかし、私自身は、そもそも住宅を資産として考えるべきではないと思います。
なぜならキャッシュを生み出さないからです。今回の記事の例でいえば、1998年に自宅マンションを購入後から今までの10年間は、そのマンションは何も生み出していないのです。
それに、今回たまたま二世帯住宅を建てることになったので売却しようとしましたが(ただし売っても今度は二世帯住宅が残ります)、ふうつは購入したら売らないはずです。
資産運用目的ではなく、あくまで生活必需品として購入するからです。
そうなりますと、バランスシートからは除くべきということになります。もちろん住宅ローンという負債はそのまま残ります。
つまり、自己居住目的で住宅を購入しますと、負債のみ増えてしまうということになってしまうのです。
なお、「金持ち父さん貧乏父さん」には、住宅は資産ではなく負債であることが説得力ある文章で書かれています。
「負債だけ増えるのはおかしいのでは?」
ごもっともです。それではバランスしませんから。
私は、住宅(資産)ではなく、住宅購入費(費用)だと思っています。
費用科目ですから、純資産を押し下げる要因になります。
仕訳するならば、
× 住宅(資産)30,000,000 借入金(負債)30,000,000
〇 住宅購入費(費用)30,000,000 借入金(負債)30,000,000
ではないかと思っています。
すなわち、貸借対照表の右側で、負債が増え、純資産が減ることによって、バランスするのです。
ただし、誤解しないでいただきたいのは、私は住宅が不要だとは申していないということです。
生活を送る上で住宅は必要です。問題は買うか借りるかですが、この話は別の機会に書かせていただきます。
ちなみに、この特集記事は読み価値は十分ありますので、もし日本経済新聞をとっていらっしゃったら、一読されてはいかがでしょうか。



住宅購入は難しい問題ですね。
値段のこなれた中古物件をほとんどローンを組まずに購入できるのであれば、明らかに賃貸より購入の方がお得と思うのですが、新築マンションを全額ローンで買うような場合は、ご紹介いただいたように評価損によって負債になってしまう場合が多いと思います。
問題は、頭では分かっていても心情的につい新築マンションを選びがちなところではないでしょうか。私の場合も、結局、新築マンションを買ってしまいました。
どうしてなんでしょうねぇ。